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3年越しのリベンジ

2010.02.05

今カムにいます。

カム北部の草原地帯の奥地にラルンガルというチベット寺があります。
ここはある高僧の元に口コミで僧侶たちが1万人以上集まった大コミュニティーです。
中国は何を恐れているのか、寺の入口に検問を張り、外国人をいっさい入境禁止にしています。

3年前、私はこのラルンガルの正面入口から堂々と入ろうとし検問で止められ、その場で駄々をこねたので公安(警察署)に連れて行かれました。今考えれば無謀でした。

そして今回、私はチベット人にふん装しリベンジを試みました。
チベット人の民族衣装のチュパを着て顔を隠し、検問で声をかけられた時のためにチベット語も練習しました。
それでも駄目なら寺の裏に広がる雪山を越えてでも入る覚悟でした。

早朝いざラルンガルへ!
検問が見えてくると異常に緊張し心臓バクバク。
私のチャーターした車にはカモフラージュでヒッチハイクしてきたチベット人たちも乗せていました。
私が何気なく外の風景を見ているフリをしていると…あれ?車は検問を通過…
何と!こんなに意気込んでいたのに早朝のため検問ゲートは開放状態。誰一人公安の人間はいませんでした。
何だそれ…かなり気が抜けたけど、まあラッキー!難なくラルンガルに入れました!

そして曲がりくねる山道を上へ上へと進むと、山の合間からすごい風景が飛び込んできました。
山の斜面に数千の僧坊が立ち並び…という規模ではない。山そのものが僧坊で埋め尽くされた一つの物体になってました。
あまりにびっくりし過ぎて言葉にならない。なんていうんだろう、こんな感動はないです。
どきどき?ぞくぞく?感動なのか興奮なのか相当落ち着きなかったです。

僧坊だらけで一つの大きな町となったラルンガル。こんな辺ぴな所に隠れるようにすごい世界が広がっていました。
その後も私はチベット人にふん装したままラルンガル内を撮影しました。いつ公安に捕まってもいいように写真のメモリーを何度も変え隠してはまた撮って。

詳しいことは帰国してから書きます。
とりあえずリベンジを果たせたということで!

larung_gar
ラルン・ガルの僧坊群