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青海地震から1ヶ月

2010.05.14

2,000人を超える死者を出した青海地震から今日14日で1ヶ月経ちました。
被災者の生活は大きく改善するに至っておらず、「家もなく、食べ物も足りない」と窮状を訴える声が引き続き上がっているようです。
被災地の玉樹は標高が4,000m近くあり、夏頃でも夜は凍えた覚えがあります。雪も降るほどです。そんな中テントすらなく多くの人々が風雨にさらされ、その上十分な食料もなく苦しんでいるかと思うとやりきれない気持ちになります。

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今回の地震では、中国全土から50億元(約690億円)を超える寄付が寄せられたようです。しかし、その復興資金も政府関連の建物の建設に多くが割り当てられ、被災者の為に使われているのはごくわずかのようです。

地元中国紙で書かれた犠牲者の遺族に8,000元(約11万円)、生き延びた被災者には800元(約1万円)の見舞金が出るという話も、未だ誰一人一銭も受け取っていない状況らしいです。
被災者に支給されているのは住宅や収入源を失った生活困難者に毎日10元(約138円)と500gの食料。これにもばらつきがあるようです。

   
玉樹の寒さは厳しく仮設テントでは冬を越せません。
住民の間では冬までに住居の再建が間に合うのか不安が募っているようです。
そんな中で現地に到着した人民解放軍兵士が救援する優先順位は、駐屯地、官公庁、中国人公務員の宿舎。
報道のカメラが回っている時だけ必死に救助活動をし、報道陣がいなくなると作業を止めるという話もあります。

被災者の支えになった僧侶たちを被災地から追い出し、医療チームに撤退を指示。さらには民間NGOの入域禁止や直接資金援助も妨害しました。
何がしたいのかさっぱり分かりません。

   
上海万博開催で世界が注目している中、僧侶たちが犠牲者を救助する姿や、チベット人自身が行っている救援活動にメディアの焦点を置かないようしています。アピールしたいのは自国が行う募金活動。
嘘だらけの中国。自分を良く見せて都合の悪いことは隠す。国営メディアが伝える救援と再建活動は実態とはかけ離れています。

中国が4,300億円をかけて開催した万博のテーマは「より良い都市・より良い生活」。
本当にふざけるなと言いたいです。
その一部の予算でもいから被災者や救援に回してほしいです。

政府は寄付金も使って「3年以内」の完全復興を進める方針らしいですが、こういう国が表向きに出す方針や計画が適切に実行されることを願います。
被災者の救援、災害復興が一刻も早く進みますように。