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ラヴェッロの音楽隊

2011.02.02

前回の書き込みではアマルフィ海岸を去りましたが、ちょっと戻ります。

アマルフィから海を背に、バスで山の上の街に行きました。
ここらの道は本当にぐねぐねで気持ち悪い。
道も狭く、険しい崖道を大型のバスが結構なスピードで走ります。
バスの運ちゃんはじめ、イタリア人は運転うまいわぁ。
アマルフィ海岸でのレンタカーはしない方がいいです。

さて、雨も振る中ラヴェッロという小さな街に到着。
眺めが最高。

   

    
オフシーズンの上に朝も早かったので、お店は閉まってるわ歩いている人もいないわ。
いるのは猫だけ。
なんとな~くぶらついてカフェでお茶して…
1時間に1本くらいのバスの時間になったので帰ることに(はやっ)

街からバス停に続く薄暗いトンネルに入る。
バスの出発時間まであと数分。
その時、サンタの帽子をかぶった音楽隊に遭遇。

   

   
数日後に演奏会を控え練習中でした。
あまりのかわいさに写真を撮っていると
「ちょっと待って!」
と止められる。
何撮っちゃいけなかった (゚□゚)??
と焦っていると、その音楽隊は私に向かい演奏を始めました。
観客なんて誰もいない、私にだけ…音楽が大音量でトンネルに響き渡りすごい迫力でした。
なんて贅沢なコンサート。

    

   
クリスマスの曲でした。
写真を撮っちゃ駄目じゃなかったのね、どうせなら私に演奏してあげようと… ゚+.(TωT).+゚
演奏に感動しながらもシャッターを切り、1曲終わると
「さあバスに急いで!」
と笑顔で見送ってくれた。
バスの運ちゃんはその光景を見ていたのか(バス停はトンネルを抜けてすぐ)出発を待っていてくれました。

静かで寂しく、雨が強く降っていたので思うように動き回ることも出来なかった街。滞在もたったの1時間。
でもこの音楽隊に出会えたことでいい思い出に変わりました☆

    

洞窟の街

2011.02.01

ちょっと間が空いてしまいましたが、南イタリアの続きです。

アマルフィ海岸を去りレンタカーで内陸部へ向かいました。
行き先はマテーラ。
サッシと呼ばれる洞窟住居群が世界遺産に指定されている街です。
とりあえず良さそうな洞窟ホテルにメールを出して予約しました (。・ω・。)♪

あとは行くのみ…と思われましたが、その道のりは前途多難。
イタリア人は運転が荒くスピード狂。なぜそんなに短気なんだってくらい大急ぎで運転してます。
普通道路も100km越してたりします(もちろん高速は150km以上)。
その上イタリアの道路標識はどこ指してるかさっぱり分からない (`Д´*)ノ
標識の矢印に沿って進むと実は違う道ってのもざらです。
しかも本屋で買った地図も正確じゃない。

道を間違え来た道を引き返し、迷いに迷ってやっとこさマテーラ着。
すでに気持ちに余裕がないこの状況で、さらに追い討ち。

マテーラは細い道や階段が入り組んでいるので車での進入は不可能。
少し離れた新市街のような所に駐車し、あとは重い荷物を持ってひたすら歩きました。
舗装道路が石畳みの道へと変わり、家々の塀に囲まれた狭い道に入りました。
歩けば分かれ道、路地を曲がり階段を下りると分かれ道。曲がっては階段、下りては曲がり角、そしてまた階段  ( ̄□ ̄ ||)
まるで巨大迷路…

とその時、視界をさえぎっていた塀がとぎれ、洞窟住居群が広がる峡谷が姿を現しました。

     

   
おおっーー!
家々の塀に囲まれた狭い風景しか見ていなかったので、このギャップには驚きました。
ここがマテーラか!
やっと来た(着いた)って実感しました (TωT)

その絶景ポイントにホテルは建ち、バルコニーからの眺めが最高でした。
    

    

ところでこの街、外観を見ただけでは洞窟なの?と思うかもしれませんが、建物の中に入ると内部はドーム型をしていて、地下部へと続きます。
まさに洞窟。
小さな家でも結構縦に深いので部屋数もあります。
ちなみに以下の写真は泊まったホテル…の別の部屋。
スイートです。
ホテルのお兄さんがめっちゃ優しい人で、お客がいないスイートを見物させてくれました☆
豪華~ おしゃれ~ 高そう~

    

   

   
洞窟住居は結構な湿気とかび臭さ?です。
寒い外からホテルに戻ると、温度差と内部の湿気のせいでカメラが水浸しでした。
水滴が付くレベルではなかった。
びちゃびちゃなんです。焦りました (゜ロ゜;)ギョェ!!

     
サッシ地区、当然ですが迷います。
街は谷一面に、上から下まで広がっていて、くまなく見て周りましたが何度となく地図を広げました。
しかし、地図を広げても今自分がどこにいるか分からない。地図のどっちが上で下かも分からない。
大きな広場に来ても地図と照らし合わせるのは大変で、目的地に進み始めることが出来ない。
私だけではなく、そういう観光者を何人も見ました。

   

   
この洞窟住居群に住む人たちはたくましい。
この坂、階段の半端ない量。車も入れないし。
山でもないのにポーター(荷物持ち)を職にしているおじいちゃんとかいた。

   

    
住みにくいのかこの洞窟住居は空き家だらけ。
マテーラの洞窟住居は4000もあるそうです。石器時代に使われていた洞窟に、何百年か前修道僧が移り住み、それをきっかけに農民も住み始めたとか。
こんな洞窟の街が出来上がったのだから、一時はかなり繁栄していたと思います。
それが、時代に取り残され廃墟になって…

   

    
近年マテーラが世界遺産に登録、映画「パッション」の舞台にもなったことから再び注目されるようになりました。
散歩していると、建物の修復などの再開発が進められている光景を目にします。
再開発と言っても、昔の住居などを建て直し、文化を取り戻そうとしているわけで。

世界遺産になりすれてしまった街をたくさん見てきましたが、マテーラの場合はいい方に作用しているのかな。
今はまだ廃墟に人が住み始めたという少し寂しい雰囲気でしたが(冬だったのでなおさら)、数年後はかなり変わっているでしょうね。

     

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