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-10度のプジャ

2012.04.05

ラダックで最大のゴンパ(お寺)であるヘミス。
8年前に訪れた思い出の場所です。
下の写真はその時撮ったもの。



今回は2度ほど車を手配して行って来ました。
最初行った時に僧侶から朝の勤行であるプジャの情報を聞き、改めて出直しました。
冬のプジャは朝8時から。
2月の朝8時、日の当たらないお堂の中は相当寒いです。



ヘミス・ゴンパへは幹線道路を反れ谷を上って行きます。
村を抜けさらに上へ。



道は雪で埋まり辺りは真っ白でした。
到着。



いい眺めです。
標高は約3,800m。



早速8年前の記憶が焼き付いている思い出の勤行堂へ。



ここで僧侶たちのプジャが行われます。
8時過ぎ、ポツポツと僧侶たちが姿を現し始めました。



時間ぴったりに全員が集合というわけではなく、集まった僧侶たちだけで始めちゃうノリでした。
僧侶たちはお堂に入るとまずは五体投地をして席に着きます。
読経が始まりました。



お経を聞きながら寒さに耐えていました。
お堂の床はつるつるした石で造られていて寒さ倍増です。
靴下一枚で立っていると凍傷になりそうでした。
手で足先を握り、気持ち程度ですが冷たさを和らげて・・・



僧侶たちは体を前後させながらお経を読みます。
よく見る光景ですが、寒いせいもありその動きが激しい。
堂内は暗いのですでにカメラ感度はいっぱいいっぱい。その上私の手も寒さで震えて止まらない。
そりゃ写真ブレるわ。



静かに読経の邪魔にならないようにその風景を見続けました。
お堂の色合い、暗さ、匂い、全てが好きです。何だか妙に落ち着く。
そこにプジャの風景が加わると一層神聖な空間になります。



どれくらい経ったか、読経が終わったようで、皆お堂の外に出て行きました。
あれ終わったのかな?と思っていると、第二部スタート。
子供の僧侶抜きの大人のプジャ。



しかし寒い。
第一部で体が完全に冷え切ってしまいました。
力を抜くと体の震えがひどい。
それもそのはず、お堂の中は-10度。

そんな時僧侶の足元に何とも魅力的なものが。



冷たい床に触れなくて済む、スリッパのようなもの。
しかも床の掃除も出来ちゃう?
こういう商品、日本にもあったような・・・

ガタガタ震えている私に僧侶はガスストーブを用意してくれました。
そんな、自分たちが使わず私にくれるなんて。申し訳なくて遠慮したけどそれでも置いてくれて。
しかもざぶとんまで。
幸せでした。あたたかい。



プジャの途中、僧侶たちは寒い堂内で朝食を取ります。
この日のメニューは揚げたチャパティにカレー味の芋の煮物。
ありがたいことに私も頂きました。
僧侶たちと輪を囲み、チャパティに温かい芋の煮物を包んで食べました。
お腹がすいていたせいもあるけど、本当に美味しかった。



第一部、第二部と通して2時間半。
彼らはこれを毎日繰り返します。
寒くても僧侶服にくるまりながら、休むことなく仏の前で修行に勤めます。