Photo Blog ブログ

住めば都

2017.08.05

8月のカレンダー写真。イエメン東部・砂漠地方での一枚です。
岩の上の集落はハイドゥ・アガジール。周囲には標高1,300mの卓上の大地が広がり、それを刻むようにワジ(枯れ川)が走っていました。水が満ちるのは雨季。雨水が流れ込み川になります。このワジに沿って集落が形成され、小麦やナツメヤシ、ココナッツが栽培されていました。

イエメンでは切り立った崖上にこうした集落をいくつも見かけます。部族間の争いや他国の侵略から集落を守るためだったそうです。密集した建物自体が城壁の機能も兼ねていたとか。
家の素材は日干し煉瓦。土地をこね、泥状にしてから天日干しをします。手間はかかりますが、周囲は砂漠ですからね、素材は豊富です。

とんでもないところに住んでいますよね。人の生きる術を駆使して暮らしている風景を見ると、自然に比べれば人間はちっぽけでも、その力はすごいなと感じます。


イエメンのハドラマウト地方