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カムの治安

2010.02.07

カムのあるホテルで夜中寝ていたら、扉をドンドンドンドンッ!!!と叩く音が。
恐いので無視していたらしつこく叩いてくるので仕方なく出てみることに。
恐る恐る扉を開けると(覗き窓とかはない)、そこにはがたいのいい警察官とその他大勢が扉を取り囲んでいた。
一瞬、何!?私何かした!?もしやラルンガルの潜入がバレた?えっと、ビザが切れてるとか?…いやビザは今回はなくてもいいはず。いったい何!??
ものの数秒でいろんなこと考えました。焦る自体がどうかと思うけど…

警察官は私が日本人と分かると「Sorry Sorry!」とヘラヘラ笑った。何だ人違いか?
その団体は次の部屋へと移っていった。
何事か知らないけど私じゃなくてよかった…扉を閉めた後も緊張の余韻が残っていました。

後日入った情報だと、牢屋から囚人が3人ほど警察官を殺し逃げたらしい。
ってことはこのエリアにまだ潜んでいるということか…ちょっと恐い。

 
違う村でもカムパ(カムの男)同士が喧嘩になり3人死亡。
一本しか通りがないような小さな村にすごい数の警察官がいた。
それが気に食わないのかカムパが群れになり、その群れに平行して警察官が一列にずらっと並んでいた。
お互い顔を見合わせる形で黙々と睨み合っていた。その距離わずか1m。
カムパが少しでも動けば盾を持った警察官が抑えにかかるといった緊迫状態。

カムではよく喧嘩騒動が起き(さすが血の気の多いカムパ)、すぐ後に警察が取り締まりにやって来るらしい。
でも事件の規模に対し警察官の数が半端じゃない。
カムパを含むチベット人たちが起こすことに対して敏感になっているのだろう。

何にしろ3年前にカムを訪れた時より検問が増え厳しくなっていました。
今日の情報によるとチベット~ネパール間が行き来出来なくなったらしいです。
カムもアムドも入れなくなるのは時間の問題!?

       

3年越しのリベンジ

2010.02.05

今カムにいます。

カム北部の草原地帯の奥地にラルンガルというチベット寺があります。
ここはある高僧の元に口コミで僧侶たちが1万人以上集まった大コミュニティーです。
中国は何を恐れているのか、寺の入口に検問を張り、外国人をいっさい入境禁止にしています。

3年前、私はこのラルンガルの正面入口から堂々と入ろうとし検問で止められ、その場で駄々をこねたので公安(警察署)に連れて行かれました。今考えれば無謀でした。

そして今回、私はチベット人にふん装しリベンジを試みました。
チベット人の民族衣装のチュパを着て顔を隠し、検問で声をかけられた時のためにチベット語も練習しました。
それでも駄目なら寺の裏に広がる雪山を越えてでも入る覚悟でした。

早朝いざラルンガルへ!
検問が見えてくると異常に緊張し心臓バクバク。
私のチャーターした車にはカモフラージュでヒッチハイクしてきたチベット人たちも乗せていました。
私が何気なく外の風景を見ているフリをしていると…あれ?車は検問を通過…
何と!こんなに意気込んでいたのに早朝のため検問ゲートは開放状態。誰一人公安の人間はいませんでした。
何だそれ…かなり気が抜けたけど、まあラッキー!難なくラルンガルに入れました!

そして曲がりくねる山道を上へ上へと進むと、山の合間からすごい風景が飛び込んできました。
山の斜面に数千の僧坊が立ち並び…という規模ではない。山そのものが僧坊で埋め尽くされた一つの物体になってました。
あまりにびっくりし過ぎて言葉にならない。なんていうんだろう、こんな感動はないです。
どきどき?ぞくぞく?感動なのか興奮なのか相当落ち着きなかったです。

僧坊だらけで一つの大きな町となったラルンガル。こんな辺ぴな所に隠れるようにすごい世界が広がっていました。
その後も私はチベット人にふん装したままラルンガル内を撮影しました。いつ公安に捕まってもいいように写真のメモリーを何度も変え隠してはまた撮って。

詳しいことは帰国してから書きます。
とりあえずリベンジを果たせたということで!

larung_gar
ラルン・ガルの僧坊群

        

成都に用事はない

2010.01.28

ただ今成都という所にいます。
いつも成都で泊まっているSim’s(シムズ)は場所が変わっていました。
新しくなったのはいいけど、馴染みの風景じゃなくなったのは寂しいです。海外に来た一発目が知っている所というのは結構心強いのだけど。

受付に行くと旧Sim’sから受け継がれた情報ノートがありました。
確か2006年私がカムを旅した後に、必死こいて地図とイラスト付きで情報を書き込んだはず。探すとその日付のとこがぽっかりと無くなっていました。
もしやいい情報だったので誰が破って持って行ったのか!?
でもそれはやっちゃいけないよなぁ…

さて成都は何度も来てるし、私にとってはただの都会であまり魅力を感じません。
さっさと康定に出発したいと思ったのですが、今日打ち合わせに来るはずのドライバーがまだ来ない。
今日のいつか来るだろうという曖昧なことしか分からず、連絡先も知らないので待つしかありません。
早速思い通りにならない旅が始まったって感じです…。

kham_map3

         

あなたの好きな写真は?

2010.01.26

ホームページのGalleryに掲載している写真すべてに“Good”というボタンを作りました。
「この写真いいな」と思ったら押してもらえるとうれしいです。
何枚でもOKです!
特にこれでどうにかなるわけではなく、軽いアンケートみたいなものです。
ただワンクリックするだけ♪

今は私にだけ結果が分かりますが、後々ページを設けて人気のある写真を掲載していこうと思います!

good 

        

旅に出ます

2010.01.23

いつもながらまた旅に出ます。
今回は2006年にも行ったことがある、中国四川省の西部に位置する甘孜チベット族自治州です。
チベット人はこのエリアのことをカム(東チベット)と呼び分けています。
チベット自治区の外ですが、本場チベットよりも民族度は濃く、標高3,000mを越す高地なのに大地が肥沃で草木も見られます。
一部はスイスのような景色もありました。

kham_map

2006年はこのエリアをバスや乗り合いタクシーを利用して移動しました。途中いい光景に出会えて何度バスを降りたいと思ったか。
なので今回は車を手配してみました。
冬は公共の交通機関も激減するし、効率よく周るには丁度いいです。

車をチャーターするのは出発地点となる成都から、もちろん日本車でドライバーはカム出身の人を探してもらいました。
現地の民族を訪れるにはやはり同じチベット人がいいし、知識的にも地元の人というのは心強いです。

kham_map3

問題は中国とチベットの旧正月前(2月中旬)で検問がどこまで厳しくなるか。
去年の新年には理塘で規制がかかり外国人が退去させられたらしいです。そして10月の国慶節の時期にも規制があり、外国人は康定から先へは行くことが出来なかったみたいです。

新年は撮影してみたかったですが、カムに入れないと意味がない。
ということで新年までにカムを周り終わる予定です!